江戸を舞台にした時代劇に 八丁堀という地名が
よく登場します。
八丁堀は、江戸の町で司法や警察の任にあたった
与力や同心の住居があった地域で、
与力や同心を指す代名詞にもなっていて
必殺仕事人の 中村主水も ここに住んでいて
仲間から「八丁堀の旦那」と 呼ばれています。
八丁堀とは 現代では埋め立てられましたが
そういう「堀」が 八町 (約900メートル)に わたって あったそうで
下の地図の 赤く 囲ったところ。
拡大して 現代の地図とも 重ね合わすと こうなります。
その 八丁堀 の 入口に掛かっていた橋が 稲荷橋。
八丁堀は 大川から 日本橋の商業地 魚河岸などへ
船を使って 物資を 運び込むための水路であり
江戸城の防衛上の観点もあったんだそうな
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その 水路の入口にかかっていた橋が 稲荷橋。
陸でいうところの 「門」の 役割をはたす 位置にあることから
江戸時代 この橋は 特別扱い。
そんな 「稲荷橋」
お芝居 「紅とかげ」の 会話の中に登場いたします。