特徴を 熱く書いたから あらすじは もういいか
とも 思いましたが・・
「書いてほしい」という リクエストがあったので・・
■ 序幕 深川黒江町 定次郎の長屋
日本橋の呉服店・越前屋の長男 (現代で言うと 百貨店の御曹司)に生まれた定次郎は、放蕩のあげくに勘当され、
棒手振リ(魚を桶などにいれて売り歩く魚屋)を
営みながら町人長屋で恋女房のおはんと仲むつまじく
暮らしていた。
だが おはんには 越前屋の長男であることは内緒にしてあり、
赤羽橋(あかばねばし)の 魚兼(うおかね)という
魚屋の次男で勘当された と説明してあった。
■
定次郎が 仕事を終え 長屋に戻ってくると
おはんはおらず 長屋の後家おみやさんが
家の中へ 手伝いと称して入ってきて色目を使う
定次郎が 迷惑がってるところへ おはんが戻ってきて
おみやが 追い出されてしまう
「定さん 男の人がたずねてきて
おはんさんと仲良く 話していたわよ」
と 定次郎にチクり おみやは出て行った
本来 赤字のセリフがあるはずなんですが
この日 おみやを奮闘熱演していた愁ですが
セリフ飛ばしやがった 爆笑
さあ きっかけ失った 定次郎演じる 愛京花
あるいは 藤乃かな演じる おはんが どうフォロー
するんだろうと 注目してましたら
さすが 愛京花 動じることなく
おみやさんの行動や家の中の様子で 察したように
「ん? 誰か来てたのか?」
と 芝居を違和感なく軌道修正 さすがです
■
そうなのよ あなたの弟だという
日本橋 通り3丁目の越前屋の佐太郎さんと言う方が
訪ねてきて お兄さんをずいぶん探しているようだったわ
定次郎という名前だって同じで・・
よせやい 定次郎って名前なんて はいて捨てるほどある
俺は 赤羽橋の魚兼という魚屋の次男で勘当されたって
言ってるじゃねぇか 人ちげえだ
ほんとに?
本当も何もあるもんか 人ちげえだ
それより 風呂いってくるわ
と 外に出た定次郎 軒先の釣忍に目をやり
まだぶらさげてるのか 枯れたんだから
捨てればいいじゃないか
だって ここで生活を始めて
定さんから初めて買ってもらった釣忍なんだもん惜しいわ
それに きっと芽が出るって 睨んでるだから
睨んでる? それじゃ おはんさんの御眼力 拝見すると
しましょうか
笑う定次郎だった