"イデオロギー">イデオロギー 【ドイツ Ideologie】
①社会集団や社会的立場(国家・階級・党派・性別など)において思想・行動や生活の仕方を根底的に制約している観念・信条の体系。歴史的・社会的立場を反映した思想・意識の体系。観念形態。
②特定の政治的立場に基づく考え。
<大辞林>
■
日本においては 特に 明治時代に入ってからは
「常に日本の中心には、神聖な天皇がいて民衆から崇敬され、政治、文化、伝統に影響を与え続けてきた。」
とされ、太平洋戦争後まで 天皇家は 神格化れていました。
その中にあって 明治以降 邪馬台国の研究がなされました。
「邪馬台国」にしても 「和の五王」にしても
日本の文献には記載がなく 中国の文献にのみ書かれてある。
天皇絶対主義の中においては
当然 日本の書物「古事記」や「日本書紀」は絶対ですから
中国の記載が間違えたものだとして 卑弥呼を
日本の神功皇后のことだとか
和の五王の一人が 王略天皇のことだとか
年代にずれがあるのに 無理やりあてはめたりして
研究がなされた。
という 歴史があります。
■
桃象は 古田武彦という方の 研究が好きで
邪馬台国九州説を 指示しているわけです。
ざっくり説明すると
邪馬台国は 現在の日本とは別の国で
日本によって 滅ぼされた。という説です。
古事記や日本書紀は 日本という国を書いたもので
日本列島にあった 別の国のことは書いてない
中国が描いた 邪馬台国や 和の五王というのは
日本列島にあった 日本ではない国
とする 考え方です。
邪馬台国畿内説 といそのうのは
大和地方が 日本の中心であったとする
天皇家絶対主義の中生まれた考え方。
もし仮に 邪馬台国が機内大和にあったとしたら
日本という国が そこに乗り込んできて
滅ぼしたわけで
奈良時代に 大和で書かれた 古事記や 日本書紀に
その戦のことが もっと書かれたであろうと思われます
邪馬台国が 古事記や日本書紀に書かれていないこと
こそが 大和地方になかった証拠だと桃象は思います。