雨乞い(あまごい)とは、旱魃(かんばつ)が続いた際に雨を降らせるため行う呪術的・宗教的な儀礼のこと。祈雨(きう)ともいう。世界各地で見られるが、熱帯乾燥地域で特に盛んに行われる。
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日本でも各地に様々な雨乞いが見られる。大別すると、山野で火を焚く、神仏に芸能を奉納して懇請する、禁忌を犯す、神社に参籠する、類感(模倣)呪術を行うなどがある。
山野、特に山頂で火を焚き、鉦や太鼓を鳴らして大騒ぎする形態の雨乞いは、日本各地に広く見られる。
神仏に芸能を奉納する雨乞いは、近畿地方に多く見られる。
禁忌を犯す雨乞いとは、
例えば、通常は水神が住むとして清浄を保つべき湖沼などに、動物の内臓や遺骸を投げ込み、水を汚すことで水神を怒らせて雨を降らせようとするものや、
石の地蔵を縛り上げ、あるいは水を掛けて雨を降らせるよう強請するものであり、一部の地方で見られる。
神社への参籠は、雨乞いに限らず祈祷一般に広く見られるが、
山伏や修験道の行者など、専門職の者が行うことも多い。
類感呪術とは、霊験あらたかな神水を振り撒いて雨を模倣し、
あるいは火を焚いて煙で雲を表し、太鼓の大音量で雷鳴を真似るなど降雨を真似ることで、実際の雨を誘おうとするタイプの呪術である。
このタイプの雨乞いは、中部地方から関東地方に多い。
<wikipedia. 抜粋>
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上方落語に 「雨乞い源兵衛」 という話があります。
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四十日間も日照りが続き、何もかも干上がってしまった村があった。
二人の百姓が日干しとなった田畑でぼやいていると、
堤の上を庄屋が通りかかる。
話を聞くと、村人の一人である源兵衛の家へ向かっているのだとか。
源兵衛の家に着いた庄屋は、
出てきた源兵衛に『雨乞いをしてくれ』と命令した。
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という 発端から始まる 落語で・・
いかにも 古典落語の 雰囲気がするお話しですが
故 二代目桂枝雀 と 落語作家 小佐田定男の
二人の名コンビが 平成になってから作り上げた 新作落語で
雨乞いした結果 「雨が降りやまなかったならばどうなる」
という 突拍子もない 逆転の発想から生まれたお話しです。
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この民話のような世界を
お芝居にならないかなぁ と・・・
何度も おもいつつ・・・現在に至るw