歴史上の人物の 生年月日は文献に記されているので、
「誕生日」という 概念は 古代より日本にも あったようです。
日本初の誕生日の記録は、
宝亀6(775)年の光仁天皇の事例なんだそうで
「天長節」の起源とされているようです。
また 織田信長の場合、
毎月 誕生日の祝いをしていたような記録もあるそうです。
織田信長の場合 西洋カブレのところもあり
西洋の文化を いち早く取り入れようとしたのかもしれません。
こういう 例は 特別で
一般庶民が 誕生日を祝う習慣というのは
実は 昭和以降 しかも 戦後からです
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誕生日に 年齢を加算する 満年齢
という 方式が 庶民に広まるのは 戦後からで
それまでの「゛数え年」方式では
正月に 年齢が加算される方式です
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例えば 「初蕾」のお芝居では
小太郎の 袴着の祝い(7つになった祝い)を
正月にしています
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お芝居 「虎の改心」の場合
主人公 大工の虎の誕生日だから
その祝いに酒を呑み始めて・・・
という発端で 始まることが多いんです。
劇団都においても 実は 以前は その形でした。
江戸時代 「誕生日の祝い」って おかしいよねぇ
という話になり・・
2014年3月から 設定が変わりました。
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劇団都の場合
虎は
はじめて 棟梁代理として 仕事を任された
酒を断って 仕事に励んでいたが
今日は 棟上げ式
家に帰ると 女房が おめでとうと 酒をすすめてくれた。
という 発端に変えてあります。