安兵衛の住む長屋に安兵衛の叔父、
菅野六郎左衛門が訪ねてくる
長屋の住人たちから安兵衛の
今の暮らしのすさんだ様子を聞いて驚く六郎左衛門だが、
なぜか皆が安兵衛に優しいのを不思議に思う。
すると口々に安兵衛に親切にされた話を語る。
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おウメは病気のときに優しく看病してもらったと語り、
自信をなくして死のうとした医者洪庵は
安兵衛のお陰で死なずにすんだという
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それをじっと聞いていた六郎左衛門は
安兵衛にあてて一通の手紙を書き残し
会いたかったと 言って 帰っていく
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長屋に 中津川祐見 が やってきて 大工 又八に 話しかけ
安兵衛の動きを知らせてほしいと 金を握らせた
今の 安兵衛の現状に なげく 又八は