■ 「決闘 高田馬場」
これを どう表記するのかというのが
桃象は 実は大いに悩みましたw
三波春夫さんの 歌謡浪曲の レコードでは
「決斗 高田の馬場」 と
「決闘」ではなく 「決斗」
「高田馬場」 ではなく 「の」が入った 「高田の馬場」
と書かれたものが 一番最初だったらしく
カラオケ などでも
これを 採用しているところもあるようです
ところが
「決斗」の 「斗」は 「闘」の 代用文字であるという
観点から
その後の 三波春夫 のCDなどでは
「決闘 高田の馬場」と 表記されていることが多いんです。
カバーした 島津亜矢の場合は
「決闘高田の馬場」を 採用しています
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昔の 坂東妻三郎主演の映画
これも 「決闘高田の馬場」
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現在の地名は というと
「の」の無い 「高田馬場」
江戸時代の 安藤広重はというと
「高田乃馬場」 と 「乃」 が 入ったり
「高田馬場」と 入らなかったり・・
どうも 安藤広重の場合は
高田にある「馬場」を 意識した絵では 「高田乃馬場」と記載
地名としての場合は 「高田馬場」としているようです
この 安藤広重ルールに基づくと
中山安兵衛の事件の場合
「決闘 高田馬場」が 正しいのではないか
としたのが
三谷幸喜 演出の歌舞伎
「決闘! 高田馬場」
國貞によると
「高田馬場仇討」と 記載
国芳の場合も
「高田馬場」と 書いてあります
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以上のことを 勘案した結果
7月11日の
劇団都 都京弥誕生日公演の 新作狂言について
桃象は 「決闘、高田馬場」と 表記することにしました