「読書感想文」を書くに当たり 何の本にしよう?
という相談を受けたときには
昔から
長谷川町子の「サザエさん」を推薦しています
そんなぁぁ・・という反応を示す方も もちろん多い。
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「サザエさん」は 新聞連載された四コマ漫画で ございます
その連載が始まったのは 1946年4月。終戦の翌年。
その 初期の時代(単行本の1巻 2巻 3巻 あたり)に注目すると
実に興味深い。
漫画という形ではありますが
GHQの占領時代に人々は、何に笑いを求めたのか。
庶民の哀歓や世相を伝える貴重な資料で
GHQ 配給、相次ぐ停電 ヤミ米 シラミ DDT・・
48年に始まり、4年間で廃止されたサマータイムも何度か登場する。
戦後を知らない 現代の我々が
サザエさんを 読んで それを理解しようとすると
戦後の世の中を 学ばないと 意味が分からない ことも
かなりの数 存在するんです。
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初期のサザエさん を読んで 読書感想文を 書こうとすると
「戦後の世の中の混乱と 庶民生活」を 書くことになり
大長編になってしまう
そこで 作品に出てくる 一つのテーマに絞り
感想を書くこともできますね
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2020年の東京オリンピックに向けて いま話題のアレもありますね
作品中 『サンマータイム』 と カツオ君が言ってます。
それは どういうものか 調べてみたら・・・・
それについて 自分は どう思うのか どう考えるのか
などなど 書くだけでも
読書感想文 できあがりそうでしょ?