■ お芝居「釣りの佐七」
水茶屋の女 お藤 藤乃かな
玄武堂一家 親分 鈴峰龍艶
その娘 さよ 花總桃花
用心棒の先生 都京太郎
藪の潮五郎 中村直斗
子分 都祐矢
子分 花總ひびき
佐七 三条すすむ
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玄武堂一家 貸元の娘さよと
代貸の佐七は 親と親とが交わした許嫁。
だが さよは 用心棒の先生と恋仲になってしまった。
用心棒の先生は 貸元に さよと結婚したいと申し出るも
許嫁のある身、断られてしまう。
さよのお腹の中には 子供も出来ていて
その結果 二人は 駆け落ちをして出て行ってしまった。
玄武堂一家に ちょっかいをかけるのが 藪の潮五郎。
妙見のシマを預からせてほしいと言いに来る
そんな 騒ぎの結果 貸元に深手の傷を追わせて
帰っていった。
釣りから帰ってきた佐七。突然の出来事に驚くばかり
▽
水茶屋の女 お藤に 十五両の金を貸してあるが
返せないのだったら 身体で返せと迫る 潮五郎。
その話に 割って入ったのが 佐七である。
佐七は 懐から 15両の金を出すと 借金を肩代わりをし
お藤を その場から救う。
お藤は 借金が ヤクザからヤクザに流れただけと
身投げしようとするが
おめえには 十五両分 きっちり働いてもらわないとと
玄武堂一家へお藤を連れて帰った。
▽
全幕より二年経過した。
佐七は 毎日釣りばかりしている
そんなところへ 用心棒の先生と さよが 赤ん坊を
連れて戻ってきた。
その結果・・・・
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という展開で始まり
佐七の男っぷりが 格好いい系のお芝居でございます。
このお芝居 ストーリーの展開としては 比較的単純。
なので 個々の役者の力量が勝負ですね。
役者各人が それぞれの個性を ぶつける芝居をしないと
すっこ゜く ゆるい芝居になってしまう 危険なお芝居。
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そういうお芝居なだけに 藤乃かなが どう演じるんだろ
と興味津々で 観に行ってきました。
しかし なんですなぁ
三条すすむって こんな役やらせたら天下一品ですなぁ
用心棒の先生の 京太郎さんもさすがです。
そして 特筆したいのは 中村直斗。。素晴らしい悪親分
そしてそして 肝心の 藤乃かな・・
どういえばいいのかな 花染め音次郎に出てくる お仲ちゃん
ぽい感じでした。すばらしい
あ 29日の夜のお芝居が 「祭りの前夜」ですね
おそらく お仲ちゃんを 藤乃かなだと思います