Quantcast
Channel: 桃象の観劇書付
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2923

【用語解説】山名屋浦里

$
0
0

「山名屋浦里」は 

江戸を舞台に展開される、吉原一の花魁と堅物な田舎侍の物語。

 

2011年、タモリが自身の紀行番組「ブラタモリ」(NHK総合)で

吉原を訪れた際に「山名屋浦里」の原型となるエピソードを仕入れ、

笑福亭鶴瓶に「落語にしてよ」と頼んだといいます。

 

鶴瓶は 江戸の話だし東京噺家に依頼したらと言うも タモリは

鶴瓶にやってほしいと言ったそうで、落語作家の 小佐田定雄と

その奥さんであり 同じく落語作家の くまざわあかねの二人を

タモリに引き合わせて・・・という経緯の元  くまざわあかね作の

新作落語「山名屋浦里」が出来上がったといいます。

 

それを 鶴瓶が 何度か演じ 仕上げていったところが評判になり

中村七之助が歌舞伎でやりたい

という話となり 歌舞伎でも演じられた作品。

 

 

そもそもの 元々は、

江戸時代後期、吉原の扇屋の 花扇(はなおうぎ)という花魁の実話

ヒロインを新内節「明烏夢泡雪(あけがらすゆめのあわゆき)」で

広く知られている山名屋の浦里に置き換えたもの。

 

「花扇」って 大衆演劇の好きな方なら 

なんとなく 見覚えのある名前じゃない ですか?

 

そう 「廓の立て引き」とか「正宗仁義」とか・・・

お芝居では 「花扇(かせん)」という読み方に

なっていたりもしますが あれですね。。。

 

実は 桃象 そのときの「ブラタモリ」観ていて 

あああ あれか・・・という 程度だったのですがw

 

 

歌舞伎の 山名屋浦里 あらすじが これです。

 

 

ね 大枠のあらすじは アレでしょ?

 

あのエピソードを 含んだお話しとなつていて

 

お話全体的には  「いじわるなやつを やりこめて スッキリ!!」

という感じとなっているようです

 

 

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2923

Trending Articles