「山名屋浦里」は
江戸を舞台に展開される、吉原一の花魁と堅物な田舎侍の物語。
2011年、タモリが自身の紀行番組「ブラタモリ」(NHK総合)で
吉原を訪れた際に「山名屋浦里」の原型となるエピソードを仕入れ、
笑福亭鶴瓶に「落語にしてよ」と頼んだといいます。
鶴瓶は 江戸の話だし東京噺家に依頼したらと言うも タモリは
鶴瓶にやってほしいと言ったそうで、落語作家の 小佐田定雄と
その奥さんであり 同じく落語作家の くまざわあかねの二人を
タモリに引き合わせて・・・という経緯の元 くまざわあかね作の
新作落語「山名屋浦里」が出来上がったといいます。
それを 鶴瓶が 何度か演じ 仕上げていったところが評判になり
中村七之助が歌舞伎でやりたい
という話となり 歌舞伎でも演じられた作品。
■
そもそもの 元々は、
江戸時代後期、吉原の扇屋の 花扇(はなおうぎ)という花魁の実話
ヒロインを新内節「明烏夢泡雪(あけがらすゆめのあわゆき)」で
広く知られている山名屋の浦里に置き換えたもの。
「花扇」って 大衆演劇の好きな方なら
なんとなく 見覚えのある名前じゃない ですか?
そう 「廓の立て引き」とか「正宗仁義」とか・・・
お芝居では 「花扇(かせん)」という読み方に
なっていたりもしますが あれですね。。。
実は 桃象 そのときの「ブラタモリ」観ていて
あああ あれか・・・という 程度だったのですがw
■
歌舞伎の 山名屋浦里 あらすじが これです。
ね 大枠のあらすじは アレでしょ?
あのエピソードを 含んだお話しとなつていて
お話全体的には 「いじわるなやつを やりこめて スッキリ!!」
という感じとなっているようです