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Channel: 桃象の観劇書付
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【用語解説】 乾いて候

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小池一夫原作の時代小説で 

主人公「腕下主丞(かいなげ もんど)」は

田村正和の当たり役の一つ。

 

 

吉宗が将軍職について間もない頃、

江戸城内には反吉宗派の尾張の刺客たちが、

大奥にまで潜入していた。

 

だが、吉宗の毒味唇役・腕下主丞の前に、

刺客たちは次々に倒されていく。

 

実は主丞は、吉宗が紀州でまだ部屋住みの頃、

産ませた実子だったのだ。

 

いまや将軍の座にある父と、その毒味唇役としての子。

 

愛執に充ちた“父と息子”の情が殺伐たる凶刃のなかで、

一条の灯をともす。

 

 

将軍家ご落胤を名乗る 天一坊の陰謀が渦巻く中、

将軍吉宗の実子である主丞に刺客の手がのびる。
 京、大阪で評判の天一坊が 吉宗のご落胤だと名乗りをあげた。

吉宗の子に違いないという証拠の品をそろえ、

吉宗の後を継ごうと陰謀を企てた。

 

事の真偽を確かめようとする 大岡越前。

主丞は 天一坊の境遇に自身を重ね合わせて同情するも・・

 

 

劇団都の 前身 司京太郎劇団時代の

2004年6月 東京木馬館 で 

三条すすむ主演で お芝居「乾いて候」が 行われました。

 

が 翌月7月 篠原演芸場での公演を最後に 

三条すすむ弟座長(当時)退団のため、途絶えました。

 

 

 

天一坊事件を 扱ったこの芝居、 桃象は 好きだったんだけどなぁ

なんとか 復活させてもらいたいもんです。

 

 

田村正和主演の舞台台本


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