たくさんある物の中から
良いものを選ぶのが「選択」だとしたら、
悪い物ばかりが選ばれて存続・存在してしまうことを「逆選択」
と いいます
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マクドナルドは 最近 業績復活の兆しが見えますが
経済学者の中には マクドナルドは
「逆選択」に陥ってしまったため、業績が落ちてしまったと
分析する人もいるようです
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消費者情報を無視した無差別的な訴求・対応
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質の低い顧客を集客
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質は低いが集客はできているので業績は一時的に向上
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引き続き無差別的な訴求・対応
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顧客の質のさらなる低下
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質の高い顧客の離反
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業績が悪化
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業績悪化を食い止めるため、消費者情報を無視した無差別的な訴求・対応で集客を図る
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質の低い顧客を集客
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その結果、
「騒ぐ若者がたむろしている」
「食べ散らかす客が増えた」
「子供が騒いでも親が注意しない」
このような 望ましくない顧客が増えてしまい
いつのまにか、店内が望ましくない顧客で
溢れかえるようになりました。
短期的に見れば、まずはあらゆる手段で集客を図ることは必要です。ただ、長期的に見ると、どこかで先の悪循環に陥ってしまいます。
その悪循環を断ち切ることが必要となります。
「質の悪い顧客が集まる店」というレッテルが貼られてしまうと、
そのレッテルを剥がすことは至難の技です。
失った信頼やイメージは簡単には取り戻せません。
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大衆演劇も 他人事ではありません。
望まし顧客を呼び寄せるためには顧客の選別が必要
長期的に考えると、望ましい顧客を集客していく必要があります。
そのためには顧客を「選別」することが大事です。
望ましい顧客を集客するためには、
望ましい顧客像を特定する必要があります。
性別、年代、居住地、年収、趣味、ライフスタイルといった
あらゆる情報から考察し、望ましい顧客とは
どのようなものなのかを 明確にすることが大切。
なんでもありなのが 大衆演劇という一面もあるのですが
顧客のターゲットを 絞るということを しないかぎり
衰退の道へ あゆむことになる。
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顧客のターゲットを 絞るということによって
劇団 あるいは 劇場 の 個性が磨かれるていくんですね