第二幕 第一場 鯵ヶ沢遊郭 いろは楼
下北の弥太郎 見海堂真之介
女郎 おあい 藤乃かな
女郎 およし 富士野竜花
荒岩の権蔵 見海堂駿
若い衆 見海堂獅子
若い衆 見海堂斗士希
若い衆 見海堂虎之介
若い衆 見海堂一馬
若い衆 風吹あさと
過労で失明した女郎のおあいは 足抜けをして
死のうとしたところを 若い衆に見つかり 連れ戻されて
布団部屋に 押し込まれていた。
女郎仲間のおよしが そんな おあいを案じて 食べ物を
運んでくる。
が、権蔵親分に見つかり およしは 連れ戻された。
おあいは 生きる希望をなくして死ぬつもりになっていた。
おあいは首をつって死のうとしたところを
忍び込んで その光景を見ていた弥太郎が 助ける
このとき およしが付け火して、いろは楼が燃え出す
若い衆が 大騒ぎをしている間に
およしは おあいを連れて 逃げ出した。
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第二幕 第二場 鯵ヶ沢浜辺
下北の弥太郎 見海堂真之介
女郎 おあい 藤乃かな
女郎 およし 富士野竜花
若い衆 見海堂獅子
若い衆 見海堂斗士希
若い衆 見海堂虎之介
若い衆 見海堂一馬
若い衆 風吹あさと
およしは おあいに
角兵獅子だった子のことを探している人がいる、
その人こそが おあいが 探している人のことではないか
と 言うが おあいは こんな姿を 弥太にいちゃんに
見られたくない・・と
着の身着のままで逃げてきた二人
およしは 防寒具 掻巻を探しにいった
弥太郎が現れ それを およしと勘違いしたおあいは、
弥太兄ちゃんにこんな姿はみせたくないと涙で叫ぶ。
お千代ぼう・・
弥太郎は千代のおあいをしっかりと抱きしめた。
およしが 戻ってきて そんな二人を 見守りながら
会えてよかったねと
掻巻を お千代に着せる。
荒岩一家の若い衆が 逃げた二人を探してやってきた。
ここは 私に任せて 逃げな
およしは 弥太郎とお千代を 逃がす。。
つけ火をしたのは 私だよ ざまあみろ
そんな およしは 若い衆に 殺されてしまった。
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第二幕 第三場 雪山
下北の弥太郎 見海堂真之介
お千代 藤乃かな
若い衆 見海堂獅子
若い衆 見海堂斗士希
若い衆 見海堂虎之介
若い衆 見海堂一馬
若い衆 風吹あさと
弥太郎 (幼少) あっぱれ水晶
千代 (幼少) かのん
二人は山道を急ぎ やってきた。
荒岩一家のものが 追いかけてきて
雪の中の 壮絶な立ち回り
まず千代が荒岩の子分たちに斬られ、
薄幸な短い人生を追え、
命が尽きる寸前
幼い時 二人が仲良く話している場面が
回想される
死んだ千代に 雪をかける弥太郎
捜しもとめた お千代を抱いて
雪は白無垢ナヤエ 花嫁衣裳
弥太に抱かれて 帰らぬ人に ・・
そして 弥太郎も 斬られてしまう。
二人は 雪の中 折り重なって・・死んでいった。