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Channel: 桃象の観劇書付
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【用語解説】 卍巴(まんじともえ)

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最近、若者言葉で 「マジ卍 ! 」なる言葉が 

流行っているそうです。

 

名状しがたい好意的な感覚の表現として

用いられることのある若者言葉。

可愛い、美味しい、調子が良い、といった(ポジティブな)感情や

状態を形容する。意味・用法・使用場面いずれも曖昧であり、きわめて感覚的な表現といえる。卍(まんじ)は「まじ」からの連想で用いられている字といえるが、これも特定の意味で用いられているとは言いがたい。

 

と 説明されていて、いまいち わけわからんw

 

 

そもそも 「卍」 とは 、 

仏教などで 使われる "吉祥の印" 

 

 

だだ マーク (印)としてだけではなく

 

仏教の ややこしい説明は 省くとして

「吉祥万徳の集まる所」という 意味の

漢字 として 「卍」 が あるらしい。

 

 

巴 (ともえ) は  

勾玉(まがたま) のような形をした

伝統的な 模様

 

よく知られてるのは これですね

「三つ巴」  

 

また 忠臣蔵でおなじみの

大石家の家紋 「二つ巴」もあります

 

 

 

さて  表題の 

 

卍巴(まんじともえ)

 

とは、

 

「卍や巴の模様のように、互いに追い合って入り乱れること。」

 

の意味。

 

 

この言葉 どこに登場するのかというと

 

藤あや子の 「雪荒野」

 

冒頭

 

卍(まんじ)ともえに 降る雪が身八口(みやつくち)から 忍び込む

 

という 歌詞からはじまります

 

 

上から下から左横から右横から、視界を遮るほど雪が

着物の脇のあき部分(身八つ口)から 入ってきている

 

ものすごい 風雪の情景が 浮かびます


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