■ お芝居 双竜版「釣り忍」
魚定 定次郎 双竜英次郎
定次郎の女房 おはん 藤乃かな
日本橋越前屋 佐太郎 双竜琢磨
越前屋 おみち 酒井えりな
長屋 源三 双竜星矢
その女房 お松 天夜叉
飲み仲間 為吉 双竜太星
本家仁兵衛 酒井次郎
親族 扇屋善兵衛 双竜和也
親族 村田平吉 双竜次郎吉
★
① 定次郎は 棒手ふりの魚屋をやっている
➁ 長屋で生活して2年
長屋の仲間となじんで おはんと仲良く暮らしている
③ 軒先につるしてある枯れてしまった釣忍
定 枯れちまったもんは捨てて
新しいもの買えばいいじゃないか
おはん 定さんに初めて買ってもらったんだもん
それに 芽が出るって睨んでるんだもん
④ 日本橋通り三丁目の越前屋
佐太郎は 以前に おはんに会ったことがある
⑤ 佐太郎は 越前屋に定次郎を返してほしいと
おはんに言う時 刃物は持っていない
家の事情で大変なことになると同時に
母親が 帰ってくるのを待っていると 口で説得
⑥ 越前屋、母親のため そして 定次郎のため
おはんは 身を引く決意をする
⑦ 芸妓をやめてから 酒を飲まずにいたが
今日だけは・・と
準備をするのは 佐太郎
⑧ おはんは 心にもない愛想尽かしを定次郎に言う
⑨ 納得せずに おこる定次郎
そこへ 入ってくる佐太郎
それを見て 事の次第を理解し
家に戻ることを 承諾する定次郎
⑩ 縫物ができなかった おはんだが
二年の間に できるようになっていて
婚礼のためとして 定次郎の紋付袴を用意してあった
⑪ 奥からだしてきた 紋付のしつけ糸を切って
定次郎に着せるおはん
⑫ この釣忍 大切に育ててくれよと言いのこして
定次郎は 越前屋に戻っていった
⑬ 親族会議の場で 定次郎を 総領にして
越前屋を継がせることにするという本家
⑭ 定次郎に縁談をすすめる親族
本家が言い出したのは
染物問屋の近江屋の娘
(織物問屋丁字屋じゃなかったことに 驚きました)
⑮ 佐太郎は 縁談話に異議を唱えますが
あえなく却下されます
⑯ 定次郎が家を継いだ後は
妾の子である佐太郎は店を出ていくこと
のれん分けはゆるさないことを本家が言う
⑰ 親族は 越前屋が困ってるときには手助けせずに
いまさら なんで口をはさむんだと怒る定次郎
⑱ 定次郎の態度に なくなく勘当を言い渡す おみち
⑲ 佐太郎に なんで自分の言いたいことを言わないんだと
さとす 定次郎
⑳ おみちにも 佐太郎のことをもっと考えてあげてほしいと
言い残して 立ち去る定次郎
❶ 赤ちょうちんで飲んでいる定次郎
➋ 長屋のみんなが そこへ おはん連れてくる
❸ 越前屋から勘当されたとこを告げる定次郎
❹ 長屋に戻り 再び仲良く暮らすことになる
❺ 手にした 釣忍を 定次郎に見せるおはん
ね みて 芽が出たのよ
❻ 一度枯れた俺たちだけど
この釣忍のように 芽を出そうじゃないか