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Channel: 桃象の観劇書付
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はきもの 

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客席が 椅子席の劇場の場合

舞台の演者の足元が 見えにくい場合もあるんですが

 

芝居中 「はきもの」に注目していると 

なかなか いろんな個性を感じることもあります

 

例えば 

お芝居 「三つの魂」

 

 

第1場  いかり床

うの吉が 伴天連組に呼ばれて 家を出る場面

 

この時 演じた 京乃健次郎は 

黒足袋に草履を履いて 家を出ていきました

 

第2場  大和屋の蔵前

 

大和屋 三番蔵前に きた うの吉

 

出る時履いていた草履を 懐に入れ 足袋姿で 登場

 

うの吉は  身分を隠している身

世間に知られてはいけない 密会場面であることから

足音をたてないために 履物を脱いで やってきた。

 

京乃健次郎 なかなかに  細かい設定で

お芝居してました。

 


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