梅田呉服座 11月22日
お芝居『日本橋』が 行われるようです。
藤乃かなの日
日本橋 稲葉家お孝を演じるそうです
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泉鏡花の悲恋物『日本橋』は、
大正3年に発表された泉鏡花の小説を原作に、
大正4年、鏡花自らの手で戯曲化され初演された。
以来、劇団新派のレパートリーとして名だたる
名優たちにより上演が重ねられてきた。
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大正のはじめ 東京の日本橋には
稲葉家のお孝と瀧の家の静葉という
指折りの二人の名妓がいて互いに張り合っていた
清葉が品よく内気なのに引き替え、
お孝は達引の強い、意地が命の女
医学士 葛木晋三は清葉に姉の俤(おもかげ)を見て、
雛祭りの翌日に七年越しの想いを打ち明けた。
しかし清葉は、ある事情で現在の旦那以外に
男は持たないと固く誓った身、、
葛木の気持ちは解りながらも、拒んでしまう
葛木は傷心の別れの後 雛祭に供えた
栄螺(さざえ)と蛤を放つために一石橋へ向かった
そこで偶然 お孝と出会い、
お孝は清葉と葛木の関係を知りながら
進んで葛木に身を任せ二人は馴染みになった。
これは清葉に対する意地だった。
しかし、お孝には、腐れ縁の情婦・五十嵐伝吾がいた。
それぞれの境遇や胸のうちを抱えながら、
お互いに惹かれあうが.・・
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