劇団都の場合
瞼の母は 2幕4場 で 行われます
序幕
金町瓦焼の家
江戸川沿岸、武州南葛飾郡金町の瓦焼惣兵衛の家。
嘉永元年の春。
二幕 第一場
嘉永二年の秋やや深き頃――前の幕の翌年。
柳橋の料理茶屋水熊の横手。
二幕 第二場
水熊女主人の部屋。
二幕 第三場
前の場の夜が明けかかる頃。戸田の渡しに近き荒川沿岸の雨後。
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まずは 忠太郎の 生まれ故郷 番場 とは・・
江州(ごうしゅう) =近江の国
坂田の 中山道の宿場町
現在でいうと 滋賀県米原市。
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序幕 金町瓦焼の家
ここで 金町の半次郎 との経緯があって
忠太郎は 母親探しに行くわけです
武州南葛飾郡金町 は
「こち亀」で 有名な 亀有 の ひとつ先
江戸時代においては 江戸の端 北千住から 武蔵の国へ
ほんの少し行ったところ・・
■ 柳橋 水熊横丁
水熊の あるところは 深川だと勘違いしている人も
多いようですが 実は 柳橋 水熊横丁
戸田の渡しに近き荒川沿岸 ということで
柳橋からは 結構はなれています
駕籠の用意を、おはまさん言いますが
まさしく 駕籠でないと
おはまさんたちにとっては 移動が困難です
■ 全体図にすると
地図 緑い◯ 金町瓦焼の家
地図 赤い◯ 柳橋 水熊横丁
地図 青い◯ 荒川堤