情報によりますと 以下の配役で行われた模様です
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中山安兵衛 都京弥
小野寺右京 光乃みな
大工・又八 京乃健次郎
堀部ホリ 眞田雅透
堀部弥兵衛 京乃さや
おウメ 眞田雅透
にら蔵 眞田雅透
洪庵先生 京乃夢華
中津川祐見 都京弥
中津川の若衆 京乃さや
中津川の若衆 京乃夢華
菅野六郎左衛門 光乃みな
■ 特派員から 画像も届いています
越後新発田(えちごしばた)城下で新陰流の太刀を学んだ
中山安兵衛は、江戸へ出奔し、堀内道場で、
代稽古をつける四天王の一人となった男
だが 今では 長屋住まいで喧嘩の仲裁を生業にしながら
毎日を酒浸りで過ごしていた。
その安兵衛のために 長屋の住人たちが
ニセの喧嘩をしようとしたところへ、
安兵衛の道場仲間だった衛 真面目一徹の武士
小野寺右が割って入り、仕掛人で安兵衛を兄のように慕っている
大工の又八(勘太郎丈)に迷惑がられます。
そこに「けんか安兵衛」とあだ名のある、中山安兵衛が酔ってやってきてこの喧嘩を仲裁し、又八から仲裁料をもらってそばの酒屋に入っていく。
この光景を見ていた武士は安兵衛の幼馴染・小野寺右京だと名乗って、又八に事情を尋ねる。又八が言うには、浪人の安兵衛は喧嘩を仲裁することで糊口をしのいでいるが、最近は喧嘩がないので偽物の喧嘩をでっちあげ安兵衛に酒代をかせがせてやるのだとのこと。
酒屋から出てきた安兵衛に右京が話をしようとすると、中津川道場のものたちが安兵衛に襲い掛かる。だがしたたかに酔っている安兵衛は簡単に打ちのめされてしまう。
ちょうどそのころ、安兵衛の住む長屋に安兵衛の叔父、菅野六郎左衛門が訪ねてくる
長屋の住人たちから安兵衛の今の暮らしのすさんだ様子を聞いて驚く六郎左衛門だが、なぜか皆が安兵衛に優しいのを不思議に思う。
すると口々に安兵衛に親切にされた話を語る。おウメは病気のときに優しく看病してもらったと語り、又八は果し合いに替わりにいってもらい、おもんとばくち好きのにら蔵は夫婦喧嘩の仲裁をしてもらい、自信をなくして死のうとした医者洪庵は安兵衛のお陰で死なずにすんだというのだ。
それをじっと聞いていた六郎左衛門は安兵衛にあてて一通の手紙を書き残して、帰っていく。
安兵衛は、六郎左衛門の手紙をどうせお説教だろうと、読もうはとしない。そこへ右京が訪ねてきて、安兵衛に今のような有様に変わったわけを問い詰めるが、返す言葉もなく安兵衛はうなだれる。
安兵衛は、六郎左衛門の手紙をどうせお説教だろうと、読もうはとしない。そこへ右京が訪ねてきて、安兵衛に今のような有様に変わったわけを問い詰めるが、返す言葉もなく安兵衛はうなだれる。
おウメに説得され、しぶしぶ叔父の手紙を読んだ安兵衛
叔父が高田馬場で村上庄左衛門と決闘、しかも中津川道場の中津川祐見たちが相手方の加勢することを知り、あわてて助太刀に向かう
しかし安兵衛の態度に絶望していた大工又八は、中津川祐見の誘惑に乗って、安兵衛の行動を逐一知らせるという約束をしていた。中津川道場の追っ手が迫るなか、まずにら蔵が自ら追っ手を引きつけて、犠牲となる。
次に一行はお犬様大事の政策のために、増えた野犬の群れに襲われ、
今度はおもんがこれを引きうけ後に残る。
そして洪庵は川の深みにはまって姿を消す。
後少しで高田馬場というところになって、
安兵衛は急に戦う自信がなくなる。
すると又八は自分が安兵衛を裏切って中津川に内通していたことを打ち明け、皆を犠牲にしてまで助太刀にいく必要があったのかと安兵衛を罵倒する。それを聞いた安兵衛はかっとして又八を切り、襲ってきた中津川道場の門弟もことごとく切り捨てる。又八は、安兵衛にこうなってほしかったのだとつぶやき、微笑みながら死んでいく。
高田馬場では六郎左衛門が手傷を負いながらも、必死に戦っていた。安兵衛はようやく助太刀に間にあった