■ 「月夜の一文銭 上州百両首」
巾着切親方 金的与一 大導寺たかし
巾着切仲間 山猫の権次 京乃廉
目明し 根岸の勘治 光乃みな
町娘 お里 光乃みな
おかつ(たつみ屋女中) 京乃さや
牙次郎 都京弥
正太郎 京乃健次郎
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牙次郎は、男とすれ違った時に、スリ稼業をしていた時の癖が出て、財布をすってしまう。が、あやまちに気がついた牙次郎は そこに落ちていたと呼び止めて財布を返す。その男は 牙次郎と幼馴染の正太郎。正太郎もスリ稼業をしていたが、一緒にカタギになろうと別れてぶりの再会だった。正太郎も すれ違った時に牙次郎の財布をすっていた。
スリ稼業の足を洗えないでいる正太郎だったが、牙次郎がカタギになった姿を見て、スリ仲間からの足抜けを決意、親分である金的与一に足抜けを願い出る。 親方与一は 二人の真剣な姿に カタギへの道を許すが 仲間 山猫の権次は 許さないぞと・・
与一が縁を切ろうと言ってくれた事もあり、二人はお互い死ぬ気になって地道に働く事を誓い、3年後の今日、ここで再会することを約束します。二人の持ち金を分け合った一文銭を見せ合う約束をして別れた。
別れた直後 妖怪w が通りかかる。
すれ違いざま 正太郎は スリを働いてしまうが
落とし物ですよ と かんざしを 返して・・
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3年後、正太郎は上州館林の料亭たつみやの板前になり、この家の婿に望まれる程になっていました。
そんな料亭に 偶然 与一と権次がやってきた
権次は 昔のことを言いふらすぞと脅迫
もみ合ってるうちに
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正太郎との約束の日が近づく中、御用聞の親方の下で飯炊き奉公をしていた牙次郎。幼馴染にいいところをみせようと その日一日だけと親方から十手を借りて 約束の場所へ・・・
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再会した二人
このあたりに 上州舘林で人をあやめた
額に向こう傷のある男が逃げ込んでいる
訴人すれば 50両 使えれば100両の金がもらえるらしい
向こう傷のある男は お前の目の前にいるぞ
と 正太郎
牙次郎に つかまることによって
手柄金 100両を渡そうとする正太郎
だが・・察しの悪い牙次郎
勘治に捕まる 正太郎
親方 自訴すれば 少しでも 減刑されると聞きます
正ちゃんは 逃げることなどしないから
縄をおどいてほしい 自訴させてあげてほしい・・と
縄をほどいてくれた 勘治親分に感謝し
自訴する正太郎を おんぶして 牙次郎は 番屋へ向かいます