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Channel: 桃象の観劇書付
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【用語解説】 下緒(さげお)

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刀の鞘(さや)につけてある 紐で
刀の鞘と着物の帯を結ぶために使うのが本来の使い方と
されています。
 
主に 絹で組まれた 5尺(約151.5cm) の平組紐だそうで、
忍者の場合は 7尺だったとか・・
 


 
将軍が上野寛永寺に参詣する様子を描いた図。
『千代田之御表 上野御成』揚洲周延画 

拡大すると こんな感じ
 

武士は このような形で 下緒を 垂らしていたんやそうです。
 
■ 
 

股旅姿の やくざやさん、これは 沓掛時次郎ですが
時次郎に限らず こんな感じでございますね ^^
 

 
喧嘩屋五郎兵衛に 出てくる 
下緒の伊之助さん で ございますが 

なんでも 刀を腰にさしたときに
下緒の端が 地面をひきづるぐらいの長さで 

垂らしていたとかで 

通り名を 「下緒の」というらしいです。

ファッション性と 攻撃性なんでしょうね。



劇団都の 「喧嘩屋五郎兵衛」

下緒の伊之助 を 花形 光乃みなが演じる場合

みな演じる 伊之助さん、

五郎兵衛親分との決闘の場面で、 

刀についていた下緒 をはずし
それで たすき掛けするんですよ

お芝居終わった後 の 画像しか残ってませんが 

↓ これですね  決闘前 この タスキを かけるんです

 

 

京乃廉が 演じる場合でも 同じこと」をしています。


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