大衆演劇といえば 男性が女性に扮することも人気要素の一つ。
女形を見るために大衆演劇に通うファンも少なくない。
そういう世界にあって 女優さんは あくまで脇役という考え方の客も
意外に多いのが実情。
実際 某劇団に 藤乃かな座長が ゲスト出演した時に、、
客の中から 「あの女優いらんわ」という 贔屓の男優の出番が減ることに対するブーイング的な感想を漏らす客もいました。
その時の 芝居は 藤乃かなが その劇団に対して 指導して
演じられたにも かかわらず。
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そんな 大衆演劇の世界で 戦い続ける女優さんもいて
三河家諒、辰巳小龍も そんな大衆演劇の伝統や客のニーズと
戦いながら 懸命に女優のありかたを模索し 素晴らしい舞台づくり
目指している女優さん。
藤乃かなは そんな 二人を迎えて 「初蕾」の芝居をしたい
と言いだした。その事を聞いたときには 鳥肌が立ちました。
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「初蕾」 ざっくり言うと
前半は ふじむらの女将 お力 と そこで働く お民
後半は 梶井家の乳母として働くお民と 梶井家の奥方 はま女
その 三人の女の 「壮絶な戦い」も見どころの一つ。
芸術座では 以下のような配役で 行われた芝居
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藤乃かな 三河家諒 辰巳小龍
この三人が 「大衆演劇の女優だと なめんなよ」 というぐらいの
熱き思いで 芝居に取り組むはず。。
下剋上公演といってもいい そういう公演が
7月12日 行われます