そんなとこへ ひょっこり 弟 長次郎が訪ねてきた。
8年ぶりの再会を喜ぶゆい だったが、
弟 長次郎は、ゆいとの縁を切り8たいと申し出る。
大店の婿養子に入ることが決まり、
女郎の姉がいるとなると問題になるから、と。
10両の金を ゆいに渡すと
長次郎は そっけなく出て行った。
そんな馬鹿な・・
おゆいは それまでの私の人生はなんだったんだ
家族のために 家族のために・・
この8年を過ごしたんじゃないか
そこへ 誠之助がやってきて
エゲレスへの渡航日が 決まった 一緒に行こう
「今宵 卯の刻 思案橋に来てほしい」
いままで必死に 母親や弟の面倒をみていたのだが、
それもしなくてよくなった今。
葛城とエゲレスへ渡る決意をするゆい。
待ち合わせ場所 と
時刻を書いた書付を もらい 懐へしまう
誠之助は それだけ言うと
急いで 準備のために出て行った
■
奉行所役人 小暮が 乗り込んできた
、
脱藩浪士たちがエゲレスへの渡航する計画があるらしいが
知らないか まさか うらぎったりしないだろうな、
とらえた者の話では
丸山遊郭の中の一人を連れていくという話だが おまえだろ
お前の元に しばしばやってきてる ヤツと
行こうとしてるんだろ
。
詳細を調べるために 報告が遅れましたと ゆい。
葛城誠之助という名前を さっき聞いたところです
明日 明日 巳の刻 に 巽橋で 待合せしたんで
報告しようと していたところです
だが 小暮は ゆいの懐の紙に気が付く
でてきたのは 葛城からの 渡航計画の書付。
てめぇ裏切ったな。 小暮から袋叩きにあう ゆい。
ゆいも 葛城の想いをかなえてあげたい一心から抵抗する。
そして・・・
壮絶なラストへ すすみます
ここからは 観てくださいね
■
葛城さんは ゆいさんに
「今宵(こよい)卯(う)の刻に 思案橋で・・」と
言ってます
江戸時代の時刻 おおよそ 2時間おきに
深夜0時から 子 丑 寅 卯 辰 巳 午 未 申 ・・
と なってまして
「卯の刻」とは だいたい 午前6時
実は実は この日の おゆいさん
小暮に 約束した時刻を 「今宵(こよい)巳(み)の刻」と
報告しました
巳の刻 = 午前10時 ですぞ
「今宵」っちゅうのは おかしいわな
送り出しで 京未来に 指導しときました (笑)
かなちゃんが 演じた時は
「明朝 巳の刻」 あるいは 「明日の巳の刻」
と 言ってました。