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Channel: 桃象の観劇書付
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【用語解説】甘酒(あまざけ) 

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甘酒は、飲む点滴といわれるほど豊富な栄養が含まれている

日本古来の飲み物です。

 

甘酒にはビタミンB1,B2,B6,コウジ酸、必須アミノ酸が
豊富に含まれていて 美容、美肌効果がすごいということで
若い女性を中心に 毎日飲む人も増えているといいます。

 

食物繊維とオリゴ糖が腸内環境を整えて便秘解消
コウジ酸はしみの原因になるメラニンの生成を抑えてくれ、
美白効果もあるといいます。

 

京都の嵯峨野にある 平野屋の 特性甘酒

マドラー代わりに ウラジロ や ワラビなと 季節の 小枝を

添えてくれます。

 

 

江戸時代の「江戸京阪」、

今の東京や京都、大阪の庶民の暮らしぶりを
書き記した古文書には
「夏になると甘酒売りが出てきて四文で売っている」と

書かれて います。

実は夏に体調を崩して死んでしまう人が多かった江戸時代、
甘酒は夏場の健康飲料として親しまれていました。

その証拠に俳句では『甘酒』は夏の季語になって います。
 

江戸時代の人は死亡率の高い夏に、甘酒を夏バテ防止、
疲労回復の栄養ドリンクとして飲んでいたのでした。
 


甘酒屋 の イラスト 

江戸の スタイル と 京都大阪のスタイルでは 若干違ったようです

 
明治初期に 撮られた 甘酒屋さんの写真
 



甘酒の 値段なのですが
 
京 大阪では 一杯 6文。 

1文 30円で 計算すると  180円 ぐらい
江戸では   一杯  8文。  

1文 30円で 計算すると  240円 ぐらい
 
が 相場だったようです。
 


 
「戻り橋」の お芝居に出てくるのが  甘酒屋さん
 
:劇団都の場合 江戸の甘酒屋であるにもかかわらず

一杯 6文 で 演じています。


「こんなおいしい甘酒だったら 

こんな辺鄙(へんぴ)なとこで商売しなくても 

浅草のほうに行けば もっと繁盛するのに・」
 

と 言われて 


「儲からなくてもいいんです
わたしは この 戻り橋から 離れられないんです。」
 
と 説明していますから、

江戸での 相場よりも 若干安い 

関西設定にしてあるんだと思います
 

 

劇団都のお芝居 結構 マニアックなところまで  
楽しめます ^^


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