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Channel: 桃象の観劇書付
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【用語解説】草双紙(くさぞうし)

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江戸中期から後期にかけて 

江戸で刊行された 庶民的な絵入り小説の本

赤本 と呼ばれる 一寸法師 桃太郎 などの 

子供向けの絵本
黒本 と呼ばれる 歴史物語、歌舞伎物
青本 と呼ばれる 恋愛ものや 滑稽もの 

と 時代と共に いろんな種類が増えて行ったそうな・・・


絵草子 ともいいます


 
草双紙の 中でも 名作中の名作は 

上田秋成の 「雨月物語」
滝沢馬琴の 「南総里見八犬伝」 

南総里見八犬伝 にいたっては 大長編でございます
 
↓ 南総里見八犬伝  

 

↓ 四谷怪談  お岩登場の場面


この 「草双紙」  どのお芝居に 登場するかというと
「浅草三兄弟」という お芝居。

 

大店の 婿養子にはいった 吉松 だが
昔なじみの 悪い兄貴分に脅されて 困っているところへ
 

その店の主人が おもしろい草双紙があったと
「浅草三兄弟」という 草双紙の話を 
語って聞かせるのです ^^ 


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